2019年12月

英語で野口英世について調べていると、よく出てくるのが梅毒に関する人体実験スキャンダル。日本では何故かほとんど知られていないが、結構重要な事件なので紹介する。簡潔にまとまっているデイヴィッド・ロスマン『医療倫理の夜明け』(2000年)から引用する*1続きを読む

野口英世について調べていたら、野口が梅毒に冒されていたという記述があった。その件についてさらに調べてみると、確かに野口は1914年にロックフェラー研究所で医師の診察を受け、梅毒に感染していると診断されている。野口の伝記で最も詳しいと思われるイザベル・R・プレセット『野口英世』(1987年)に以下の記載がある。
続きを読む

↑このページのトップヘ