いつの頃からかGoogleで「エベレスト」を検索すると、アマダブラムの画像が大量に出てくるようになった。主にコピペサイトが間違いを広めているのだが、産経、レッドブル、ナショナルジオグラフィックのようなまともなサイトも間違えている。

下はGoogleで「エベレスト」を画像検索した結果で、上位11つのうち6つがアマダブラムの写真だ(記事執筆時点)。赤い矢印をつけているのがアマダブラム。

エベレストで検索すると2


アマダブラムはエベレストの近くにある山で、切り立った山肌をもつ。ピークが3つある特徴的な山なのだが、エベレストの方角からみる見るとピークを1つだけもった急斜面の山に見える。下の画像はエベレストの近く、カラパタール付近から撮影されたアマダブラム。

エベレストの方角(カラパタール周辺)から見たアマ・ダブラム

この角度から撮ったアマダブラムがコピペサイトで大量に出回っている。

そして間違っているのはコピペサイトだけではない。下はレッドブルのサイト

RedBull



産経エベレスト

これらはどれもアマダブラムの写真だ。ナショナルジオグラフィックもレッドブルと同じ写真を載せている。

間違った画像が広まる理由
どうしてまともなサイトまで間違っているのか。どうやらGettyなどの画像配信サイトにある「エベレストから見たアマダブラム」の画像を、記者が説明をよく読まずに使用したか、そもそも画像説明自体が間違っていたか、のどちらかのようだ。Gettyでエベレストを検索すると確かにアマダブラムが出てくる。

エベレストは遠くから見ると山容が険しくないため、より急斜面に見える画像(正体はアマダブラム)を選択したのだろう。コピペサイトが間違った画像を広めている理由も同じと推察される。一旦間違った画像が出回ると、事実など確認せずにコピペしていくので、どんどん広まっていく。そしてGoogle検索の上位に出るようになり、さらに広まっていく。

ちなみにGoogleを英語設定にしてEverestで検索すると、日本語版ほど酷くないが、多少はアマダブラムの画像が出てくる。画像検索で7番目(レッドブルのサイト)、17番目、22番目が、エベレストと称したアマダブラムの画像になっている。